ぼくらはみんな欠けている。

サブカル時々アクティブのちインドア。

スタートでもゴールでもない、ひとつの通過点。


梅の散る午後が待ち遠しく、思い煩う今日この頃ですね。
北の大地はまだ雪が散る日々から卒業できません。
お久しぶりの投稿です。

 

突然ですが、この場にてご報告しますことをお許し下さい。

 

このたび、2月11日に入籍してました。

 

ツイッターフェイスブックなどで
私と何かしらの繋がりがある方には
既に報告済みでしたが。

 

せっかくなのでここにも。

 

(ただ、つらつらと文章を書き捨てることを最近全くしていなかったので
書きたくなっただけという理由もあります)

 

自分が結婚したことに一番驚いてるのは
まさしくこの自分です。

 

以前の私は
両親と姉、一握の親友のために生きて
顔にシワを刻む前に、そっと空の上へ行きたいなと思っていました。

 

昔から好奇心旺盛な性分ですから
多趣味が功を奏して
独り身でも充分に楽しく過ごしていたし
独身貴族を謳歌する未来を想像する毎日でした。

 

ですが、

 

「しわしわのくちゃくちゃになっても隣にいたい」
「この人のために生きていたい」
と腹の底から思える出逢いとご縁があり

このたび入籍する運びとなりました。

 

 

本当にびっくりです。

 

まさかあの自分が他人のために生きようと思える日が来るなんて、です。

 

「夫と子どものことを生活の中心にする、それが生き甲斐。」
そんな主婦の姿は、今まで私の中で、なにか疑問が残るものでした。

多趣味な私はなおさら、自分の時間がないことは到底無理だと思っていました。

反抗期、思春期、いじめ、受験、就職

嫁姑問題、介護問題、相続問題、熟年離婚...

頭を悩ますことばかり。

子育てに追われ夫の世話に追われ、

気が付けば白髪とシワを刻んだ自分。
家族は面倒なものだと思っていました。

 

だけれど、彼と出逢い、

「この人となら人生どん底になっても大丈夫な気がする」

「生きてれば何かしらの問題はいつも起こる」
とか
「家庭を持つことは自分のことを犠牲にしているわけじゃないんだ」
とか
まるで憑き物が取れたように
"家族を作る"ということをすんなり受け入れることが出来ました。

 

とにかく、

「この人の年老いた姿を見届けたい」

と、心底思いました。

 

 

彼は、優しいのはもちろんですが
私が今まで二十数年生きてきて
家族以外には指摘されたのことのなかった
私の「あまり良くない部分」を
家族以外で初めてハッキリと言ってくれました。

 

その時、彼の中に"家族"を感じました。

 

そして私の中で、彼に対する本当の信頼が芽生えたのだと思うし
パートナーとして必要な相手を思いやる心を
彼のそういった姿勢から得られた気がします。
ウロコがポロっと、落ちた瞬間でした。

 

人はここまで考え方が変わるのだなぁと
日々染み染みと実感すると共に
大切なことを思い出させてくれた彼に本当に感謝しています。


ささやかな生活の中で
当たり前に過ぎる普遍な毎日の尊さや
互いに相手を思いやる気持ちを忘れずに
季節の移り変わりを慈しんだりと
心にゆとりある家庭を築いて参りたいと思います。

 

スタートラインに立ったわけでもなく

ゴールテープを切ったわけでもなく

ただ、人生のひとつの通過点にタッチしただけ。

 

当たり前のことを
決して当たり前と思わず。

 

 


関わりある全ての皆様に深く感謝するとともに、
今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう
宜しくお願い申し上げます。

 

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