生焼けと焦げとニチアサと
どうもこんにちは。
コンビニやスーパーで抹茶製品が並び始め、それだけで幸せを感じている今日この頃。
ハーゲンダッツもコンビニロールケーキも、みんな抹茶。緑。清々しい緑。
そんな中、巷のサブカル女子は行きつけのヴィレッジヴァンガードで買った抹茶味のカントリーマアムをインスタグラムして「わたしは これ。」とだけ呟くんでしょう。
モノクロのフィルターにしたらせっかくの抹茶の緑がわからないけどそんなことは彼女らにとって重要ではないのです。
前置きはこのくらいにして、朝ごはんについて書きたいと思います。
(実は今回が始めての投稿です。)
ニチアサを逃し続けていた幼少期
ニチアサ、つまり日曜朝に放送されているアニメタイムのことですね。
女の子が主人公の変身魔女っ子物やナントカレンジャーとか・・・・。
一般的な子供だったら学校の無い休日に限って早く目覚めてしまい、朝も早よからテレビの前でウキウキ気分でニチアサアニメを楽しんでいることでしょう。
ところがどっこい(古い)
私の場合、とにかく朝が弱かった。子供のくせに。
母に「いつまで寝てるの!」とグダグダ怒られながらノソノソと起きる。
だってまぶたが開かないんですもん。重い重い。
起きる頃にはニチアサタイムはほぼ終わり間際。ああ今週も見れてない。そんな繰り返し。
夜更かししているわけでもないのに、とにかく朝が苦手だった私。
朝はいつもボヘ〜っとしていました。
このように、寝坊助だらだら幼少期の私でしたが、そんな辛い朝でも目を輝かせる瞬間があったのです。
「ホットケーキ食べるかい?」
母のこの一言。
今でも思い出すと、あの時のあの瞬間のワクワクが胸をときめかせます。
控えめに言っても小躍りするくらいです。
なんの変哲もない普通の市販のホットケーキミックスで焼いた
ごく普通のホットケーキ。
しかも
母はあまり綺麗に焼けません。半分は生焼けです。半分は焦げがちです。
「ママ、生焼けが好きなの。焦げてるのも美味しいのよね。」
まるでそれらを食べることが大人の嗜みと言わんばかりにすました顔で
母も一緒にドロッとしたホットケーキを食べていました。
(今でも母はホットケーキは生焼けがいいと譲りません)
それすらもとにかく美味しかった思い出。
今じゃありえない位べったりと塗ったマーガリン。
ホットケーキミックス1袋分なんてペロッと完食。
ダラダラ寝て怒られながらもノソノソ起きながら、母と一緒に過ごしたあの朝食の時間。
今でもホットケーキを作るたびに思い出します。
母も覚えているのか、今度聞いてみたいと思います。
そういえば、焼く前のホットケーキの液ってなんであんなに美味しいんでしょうか。
一度あのままたっぷりのボウルごと食べてみたいです。
と、書いててまた思い出しましたけどあの液も母は好きでした。
「お腹壊すから食べちゃダメ」と言われていたことも。
ごめんなさい、娘は今度それを破ります。